曲げたり、畳んだりできる折りたたみ式ディスプレイが今後のスマホの未来になるかどうかにかかわらず、新しい時代への期待を「包み込んで」それが登場した。華為(ファーウェイ)が23日、初の折りたたみ式スマートフォン「Mate X」を発表した。それを手に取ると、未来に触れているような気分を味わうことができる。しかし、価格は16999元(1元は約15.4円)と、まだかなり高額で、 11月15日から、華為商城で販売される。
不管折叠屏到底是不是手机的未来,能屈能伸的它都已经裹挟着新时代来了。23日华为发布了其首款折叠屏手机Mate X,让消费者触摸到了未来的感觉。以16999元的高价,11月15日开始在华为商城销售。
5G対応の折りたたみ式スマートフォンが来月発売
Mate Xは折りたたんだ状態では、前面にも背面にもディスプレイがある2画面式。前面のメインディスプレイは特大画面で、背面も写真?動画撮影、ビデオ通話ができる機能を備え、革新的なヒューマン?コンピュータ?インタラクションを体験できる。
在折叠状态下,Mate X就相当于一个双面屏手机,主屏是超大屏幕,副屏能实现用户拍照、拍视频和视频聊天等功能,革新了人机交互体验。
画面分割機能が搭載されており、ショッピングをする時には複数のアプリを同時に開いて価格を比較したり、動画を見ながら、ビデオ通話をしたり、株取引をしながら関連の資料を調べたり、本を読みながらメモしたりすることも可能だ。ディスプレイが折りたたみ式であるためマルチタスクのニーズにスムーズに対応できるほか、画面分割機能を利用していろんな作業を同時にこなせ、新しいヒューマン?コンピュータ?インタラクションのスタイルをもたらすと期待されている。
友好的分屏界面,使得用户在购物时能打开多个应用同时比价;看视频时您也能跟人聊天;炒股的间隙可以上网查阅相关资料;还可以边阅读边记录。折叠屏让用户能够更从容地应对多任务处理需求,分屏应用的方式带来了更多协同互动空间,有望创新人机交互的方式。
ファーウェイ消費者業務スマホ商品ラインナップの何剛総裁によると、Mate Xはワシの翼のようなデザインと革新的なヒンジを採用し、タフな折りたたみ機能となっている。また、8GBメモリ+512Gのストレージを備え、広げた状態の画面の大きさは8インチ。5G NSA(ノンスタンドアローン、4Gとのセット運用を想定した仕様)とSA(スタンドアローン、5G単独で運用できる仕様)に対応し、4000万画素の広角カメラ、4500mAhのバッテリーを搭載し55Wの高速充電をサポートする。
华为消费者业务手机产品线总裁何刚介绍说,Mate X采用了鹰翼式折叠设计和创新型铰链,折叠方式强韧牢靠。这款手机配备了8G+512G内存,8英寸可折叠全面屏,5G双模支持SA和NSA两种5G网络,4000万像素徕卡四摄,55瓦快充和4500毫安时电池等硬件。
ただ唯一、やや想定外だったのは、これまで1万元を少し超える程度とネット上で予想されていた価格が最終的には16999元だった点だ。ディスプレイは相対的に高価なため、画面が割れた時に備えて専用の保険に入ることもでき、その価格は2699元となっている。
唯一令人稍感意外的是,此前网传价格只是略高于1万元的Mate X,最终定价是16999元,并将于11月15日在华为商城开始销售。由于其屏幕价格相对昂贵,华为还特别推出了2699元的专项碎屏保险供消费者选购。
折りたたみ式スマホ分野の先頭争いが激化
今年は5G(第5世代移動通信システム)元年で、5G技術の到来が折りたたみ式ディスプレイ流行を後押ししている。高画質の映画を見たり、オンラインゲームをしたりするとき、iPADのような大画面でそれを楽しむというのは、普通のスマホとは比べものにならない快感となる。
今年是5G元年,5G技术的来临,也助推折叠屏成了新潮流。毕竟无论是看超清电影,还是玩大型网游,像PAD一样的大屏幕所带来的愉悦感是普通手机所无法比拟的。
サムスンとファーウェイが横折りたたみスマホを打ち出しているほか、よりトレンディなディスプレイを開発したメーカーがある。例えば、LGのデュアルスクリーン、モトローラの縦折りたたみスマホ。さらに、小米(シャオミ)は観音開きスマホを開発中で、中国国内外のメーカーが「折りたたみ式スマホ」をめぐるレースで、優位に立とうと躍起になっている。
除了三星与华为左右折的方式,研发了更新潮屏幕的厂商也大有人在。LG的外挂屏幕、摩托罗拉上下折的瘦长带鱼屏,还有小米的360度环绕屏等,内、外资手机厂商都在争抢着折叠屏手机的赛道。
小米の関係責任者は取材に対して、「4駆型折りたたみ回転軸、フレキシブル折りたたみディスプレイ技術、ファームウェア?MIUIなど、折りたたみ式ディスプレイに必要な技術の難問は既に解消した。当社は今後、折りたたみ式スマートフォンを量産できるようになるだろう」と語った。
小米相关负责人向记者披露,其已经攻克了四驱折叠转轴技术、柔性盖板技术,以及MIUI适配等一系列折叠屏技术难题,小米未来也有望量产折叠屏手机。
今年初め、OPPOも折りたたみ式スマートフォンの開発を明らかにした。OPPOの関係責任者は取材に対して、「当社は既に、折りたたみ式スマートフォンを発売する能力を備えている」と語った。
今年年初,OPPO已经曝光过其折叠屏手机。OPPO相关负责人告诉记者,目前OPPO已经有能力推出折叠屏手机。
10月初め、マイクロソフトは2020年にスマホ事業に再参入することを発表し、開発中の折りたたみ式2画面スマホ「Surface Duo」をお披露目した。先頭を切っているのはサムスンで、韓国で既に初の5G対応折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Fold」を発売し、50万台以上売れるヒット商品となっている。
就在10月初,微软公司也宣布将在2020年重返智能手机市场,并打算推出一款可折叠的双屏手机——Surface Duo。微软方面介绍,其两块屏幕的尺寸为5.6英寸,可以让用户在一边的屏幕上使用聊天软件的同时,在另一边的屏幕上浏览网页,通过双屏处理不同任务。
ただ、業界関係者は、折りたたみ式スマートフォンを本当の意味で大量生産して販売するためには、まだもう少し時間がかかると分析している。産業経済アナリストの丁少将氏は、「折りたたみ式ディスプレイ技術はまだ完全には成熟しておらず、ディスプレイの大量生産もまだできていない。ディスプレイ、システム、ソフトウェアなど多方面でのイノベーションが必要だ。今年、中国国内のスマホ市場で、折りたたみ式ディスプレイが爆発的に売れるということはないだろう」との見方を示す。
业内人士分析,折叠屏手机要真正实现大规模量产上市,仍需要一段不短的时间。产业经济观察家丁少将表示,目前折叠屏技术还没有完全成熟,上游屏幕也无法做到大规模量产,还需要屏幕、系统、软件等多方面的协同创新,今年在国内手机市场,折叠屏还不会出现大规模爆发。
そして、「長い目で見ると、折りたたみ式ディスプレイがスマホ端末に与える影響は、フルスクリーンよりもはるかに大きいだろう。それは、スマホ端末固有の商品定義を変え、全く新しい応用シーンを作り出すことができる。スマホメーカーが折りたたみ式スマートフォンの発売を急いでいるのは、技術革新やブランドの宣伝などの面で優位に立ちたいからだ」と分析する。
“从长远看,折叠屏对智能终端的影响远大于全面屏,它能改变智能终端固有的产品定义,创造出不一样的应用场景。”在丁少将看来,手机厂商们着急让折叠屏手机上市,正是为了抢占技术创新高地和品牌传播优势。
人民網日本語版&北京日报